「パターン認識と機械学習」への遠回り その3 「はじめてのパターン認識」
その1 フリーソフトで作る音声認識システム
その2 自然言語処理のための機械学習入門
前回までは音声認識だったり自然言語処理だったりとだいぶ範囲を狭めた本を読んで来ましたが、今回はパターン認識自体への入門書を読みます。
- 作者: 平井有三
- 出版社/メーカー: 森北出版
- 発売日: 2012/07/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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どんな本?
THE 入門書、まさしくPRMLの前に読むべき本だと思います。
PRMLの上巻と下巻の6、7、9、12、14章に該当する内容が初学者にも分かるように優しく説明されています。易しくはありません。
200P程の本にここまでの内容が詰まっているとは思いませんでした。
Rによる実行例が豊富で、視覚的にも理解を得やすいのではないでしょうか。
章末問題の演習も掲載しているので独学に向いていると思います。
いいところ
基礎的な事項への説明が熱いです。
あと線形識別器の導入からSVMに至るまでの説明の仕方が非常にわかりやすいと思います。
気になったところ
主成分分析がちょっとわかりづらかったかも。。。
もう一回読みなおしてみます
何が学べるか
基礎、k近傍法、線形識別器、主成分分析、クラスタリング(混合モデル)、決定木とブースティング